St Lukes Clinic
  St Lukes Clinic

1441 Kapiolani Blvd .,Suite #2000 Honolulu, Hi 96814

Tel 808-945-3719  Fax 808-945-3629

循環について

    ←HomeWelcome.html
    ←DoctorsDoctors.html
  ← Clinic GuideClinic_Guide.html

甲斐 睦興 M.D.

Back Number

DR.K_Vol.2.html
Vol.1   心のエネルギーDR.KaiVol.1.html
DR.K_Vol.2.html
Vol.3   悲しい親子DR.KaiVol.3.html


 生命現象は循環である。血液の循環が先ず第一である。

神経作用も循環である。指先をドアに挟むやいなや、痛みが脳に報告され脳からの命令が指先まで届くと指を引っ込める。

 体と外界も循環している。飲食物を体内に取り入れ不要物を体外に排泄する。呼吸も空気を吸っては、はくことである。


 皮膚を通しての循環もある。汗が出る。不感蒸発は一日に600ccだという。化粧品を顔に付けると30分で肝臓に達するそうだ。全身を金のペンキで塗ってしまうと、皮膚呼吸ができず30分で死ぬそうだ。これはジェームス•ボンドの007の映画に出て来た。


 次はエネルギーの循環である。一番判り易いのはクンダリーニである。ちょうど肛門の近くにエネルギーの根源があり、このエネルギーは背中をあがり、頭の頂点に達し、顔、胸の真ん中、おへそを通り、始点に戻る。

この循環をぐるぐる繰り返すともっとエネルギーが出てくるそうである。この道の要所にチャクラという宇宙のエネルギーの出入りするところが7箇所あるそうだ。


 気の先生(西野浩氏)によれば、足の裏から大地のエネルギーがはいり、体の中を上昇し、頭の頂点に達し、そこで天のエネルギーが吹き込まれ、合流したエネルギーが顔を降り、呼気と共に吐き出される。

これを繰り返すと体は天地のエネルギーで満たされるという。やってみると元気が出てくるような気がする。

 ギリシャ神話によると、大地から気をもらった人が居る。ケンタウスという名前だったか、ヘラクレスと相撲をして投げ飛ばされてもすっくと立ち上がってヘラクレスに向かってくる。おかしいと思ったヘラクレスは、相手は自分の母なる大地から元気をもらうのだと判った。彼は相手を持ち上げ、海岸の絶壁まで持ち運び、そこから下に見える海に投げ落とした。ケンタウス這い上がってこなかった。

 地に足が着かないという事は、自信の無い時に我々は経験する。フラフラしているような気がする。海外に出て心細い時の状態がそうである。住んだところでも一人ぽっちの時は浮き草か、根無し草である。根をおろしてこそ、元気が出てくる。


 鍼では循環の考えがはっきり打ち出されていないが、気(エネルギー)の流れを良くしたり、体の動きのバランスを計ることで、生命力を増進する。


 世の中を見回すと、循環しているものが多い。地球、月、太陽も回転している。電気も回路を作れば流れる。ここで循環しそうもないものについて考えたい。

 それはお金のことである。金は天下の回り物、と言われているから循環している。しかし、循環しない場合もある。へそくりとか、たんす預金をためる事である。

 最近問題になっているホームレスに支払われる我々の税金はどうか?いま、ハワイ州のホームレスは6千人とも4千人とも報告されている。州はこの人達ひとりにつき、月に生活費300ドル(以前は400ドル)、食費200ドル近く払っている。医療費も無料である。約3万人居る生活保護者にも同様の福祉を与えるほか、アパート代の援助もする。ひと月1100ドルぐらいのアパートの為1000ドルぐらい助けている。自動車の届出の費用約150ドルも、カーインシュランス年間約800ドルも無料にしている。これらの援助全額は収入税の対象にならない。

 このようなお金がいろいろと消費されているから、経済の活性化に役立っているのであろうが、単純には納得いかないので、考えを進めよう。


 そもそも、ハワイの産業というと、観光業、医療と軍関係の消費である。軍の落とす金(連邦政府への我々の税金)でハワイ全消費の5分の一に当たるそうであるから、州にとっては大きな財源である。いまのアフガニスタン戦争も全国的に見て経済を刺激しているのであろう。日本は1950年代の韓国-北朝鮮戦争や60年代から70年代のベトナム戦争の軍需で経済が伸びたから、国内でも同じ事が言えるだろう。

 オバマ大統領の雇用増大は公共事業を含んでいる。道路や橋の整備や建設である。これは30年代の恐慌対策としてルーズベルト大統領のとったニュウディール政策と同じことだ。

 お金を使った事が再生産に戻ってくるのが、たった今見えなくても長い眼で見たらお金の流通につながり、外国との貿易のように国の収入に成るのであろうか?


 

DR.K_Vol.2.html
Vol.2   白衣症候群DR.KaiVol.2.html
DR.K_Vol.2.html
Vol.5   心と体は分けにくいDR.KaiVol.5.html
DR.K_Vol.2.html
Vol.4   日本語は断然面白いDR.KaiVol.4.html
DR.K_Vol.2.html
Vol.6   自分を知ろうDR.KaiVol.6.html

Next

DR.K_Vol.2.html
Vol.8   人間の死DR.KaiVol.8.html