St Lukes Clinic
  St Lukes Clinic

1441 Kapiolani Blvd .,Suite #2000 Honolulu, Hi 96814

Tel 808-945-3719  Fax 808-345-3629

愛を表現する五つの方法

    ←HomeWelcome.html
    ←DoctorsDoctors.html
  ← Clinic GuideClinic_Guide.html

甲斐 睦興 M.D.

Back Number

DR.K_Vol.2.html
Vol.1   心のエネルギーDR.KaiVol.1.html
DR.K_Vol.2.html
Vol.3   悲しい親子DR.KaiVol.3.html


 ”The Five Love Languages" by Gary Chapmanは直訳すると”愛の五国語”になる。私なりに理解した事を述べてみよう。


  1.褒め言葉

  2.二人だけの時間

  3.贈り物

  4.奉仕

  5.接触   

    

のそれぞれ全く違う表現方法であり、1が母国語なら2は中国語、3はイタリア語などという感じになる。我々には得意な言語、つまり1の母国語、日本語で話せるはずだが、「愛してる」と言えない事が多い。アメリカ人なら”I love you"と簡単に言えそうだが、言わない人が多いし、言えない状況もたくさんある。稼ぎが少ないと奥さんから愚痴を言われたあとでは癪にさわってコンチクショウと言いたくなる。

また、何年も一緒に暮らしていると「オイ!行ってくるぞ」とか、「今日は遅くなるぞ」ぐらいしか言えない。これはアメリカでも日本でも同じである。それでは、2の外国語となると、もっと大変である。「今晩は、映画に行きましょうよ」なんて簡単な事でも言いずらい。二人で20ドルもかかるし、その前にレストランに行ったらもっとお金がかかる。それに夫は疲れて帰ってくるから映画館で居眠りするかも。第一、ロマンチィックムービーなんて興味がないわね、と考えだしたらもうダメだ。以前のわくわくした頃は戻ってこない。


 という訳でチャップマン先生は、1と2の表現が相手に通じないなら3、4、5のどれが通じそうか、時間をかけてカウンセリングをするのである。以前パートナーは何を喜んだか、今、新しいことを試すべきか。

ともかく、本人にとっては、不得意である。自分のメンツにかけてもしたくないし、何をやっても嬉しがってくれないだろう,と思える。悲観的思考ややる気のないこと、そして相手への嫌悪感がつよい。自分たちの結婚は絶望だ、離婚したくないから今まで通り、やるよりしょうがないかと、諦める。

キャンベル先生によると、最初のわくわくは2年しかもたない。そのあとは惰性で生活する人が多い。世界中で最も恵まれたアメリカで、みんなが苦労しているのだ。


 この本は600万冊売れ、38カ国語に訳されているという。皆をかなしみから救うのが、本書である。なぜ、愛が伝わらないかについて,上述のように詳しく説明してある。

驚くべき事は彼の忍耐である。勿論、配偶者も必死で新しい表現を2ヶ月間も試す。それがうまく行かなかったら、次の方法を試す。パートナーにも参加してもらう。6ヶ月も1年も試行錯誤と訓練が続く。お互いがめげないように、先生が優しく助ける。する気がなくても、やる。かたちを作れば,気持ちができる。空手の型を繰り返していくうちに技術が自分のものになるという訳だ。アメリカではやっている、行動心理学の実用である。


 これは、アメリカの科学であり、魂である。米才米魂と、私は呼ぶ。実際は,藤原正彦氏(文芸春秋7月2010年)の真似だ。

 

 明治維新後、日本は,洋才和魂をモットーに欧米を追いかけた。

第二次大戦後は、米才米魂を受け入れ、アメリカ人のように考え、行動するようになった。アメリカ人になった。

私は外側も内側も日本人だと思っていた。外国に住むと、日本人は、自分が日本人であることをいつも思い知らされる。ところが、アメリカ本土から、ハワイに移住して逆カルチャーショックをうけた。日本の古い伝統を持っている日系人や日本の日本人に会い、すっかり面食らった。日本語に関しては,その特色にいつも興味がある。

ところがそれに対して、日本の日本人はもっとアメリカ的になってきたように私は思う。 

DR.K_Vol.2.html
Vol.2   白衣症候群DR.KaiVol.2.html
DR.KaiVol.5.html
Vol.5   心と体は分けにくいDR.KaiVol.5.html
DR.K_Vol.2.html
Vol.4   日本語は断然面白いDR.KaiVol.4.html
DR.K_Vol.2.html
Vol.6   自分を知ろうDR.KaiVol.6.html

Next

DR.K_Vol.2.html

Vol.13   愛の表現 1.褒め言葉

DR.K_Vol.2.html
Vol.7   循環についてDR.KaiVol.7.html
DR.K_Vol.2.html
Vol.8   人間の死DR.KaiVol.8.html
DR.K_Vol.2.html
Vol.9   逆カルチャーショックDR.KaiVol.9.html
DR.K_Vol.2.html
Vol.10  セイビングDR.KaiVol.10.html
DR.K_Vol.2.html
Vol.11  それが何か?DR.KaiVol.10.html